MRI検査
MRI検査
当院では、SIEMENS社製の1.5T(テスラ)MRI装置『MAGNETOM Sempra』を導入しています。このMRI装置には、より高速かつ高画質な検査を実現するため、さまざまな先進技術が搭載されています。
高感度コイル「Tim4G」により、細部まで鮮明な画像を撮影することが可能です。また、このMRI装置は、わずか10分で頭部の撮影が終了するような高速撮像シーケンスを備えており、さらに静音技術「Quiet Suite」により検査中の騒音を最大97%軽減します。これらの技術により、患者様への検査負担を大幅に軽減し、より快適な検査環境を提供いたします。
当院では、脳神経外科の専門医がMRI画像を確認し、当日中にその結果を患者様にご説明しています。MRIは画像診断の正確性が非常に重要であり、可能であれば複数の医師による確認が推奨されています。当院では、必要に応じて放射線診断専門医による遠隔画像診断支援も取り入れ、より精度の高い診断を行っています。
MRI(磁気共鳴画像診断:Magnetic Resonance Imaging)は、強力な磁場を用いて体内の臓器や血管を詳細に画像化する検査です。様々な病巣を発見することができ、病気の早期発見・診断に有効とされています。X線を使用しないため、被ばくのリスクがなく、安全性が高いのが特徴です。脳や脊椎、関節、血管などの検査に適しており、とくに頭部では脳血管の状態や腫瘍の有無、脳組織の萎縮を調べるために欠かせない検査となっています。
MRI装置の磁場の強さは「テスラ(T)」という単位で表され、磁場が強いほど画像の解像度が向上し、より詳細な画像が得られるとされています。現在、基幹病院などの一般的な医療現場では、診断に十分な解像度を確保するために1.5T以上の磁場の強いMRI装置が広く使用されています。当院で導入しているMRI装置の磁場強度も1.5Tであり、さらに高感度コイルやノイズ低減技術などの先進的な技術が組み合わせることで、診断精度を保ちつつ患者様の負担を軽減するように設計されています。
当院のMRI装置は磁場の強い「トンネル型MRI」であり、仰向けに寝た状態でトンネルの中に入って検査を受けていただく必要があります。閉所恐怖症をお持ちの方は、磁場強度は低くなりますが「オープン型MRI」を導入している医療機関もございますので、事前にご相談ください。
また、MRI装置の磁力に金属が反応するため、体内に金属(ペースメーカー、金属製の義歯、微量の金属を含む刺青など)がある場合には検査ができないことがあります。
問診票の記入
体内に金属や機械を入れるような手術の経験がある方は、必ずスタッフにお伝えください。詳細が確認できない場合、検査を受けられないことがあります。
更衣室にて着替え
MRI検査室内には常に磁場が発生しているため、手荷物及び金属類は持ち込むことができません。更衣室にてお着替えをお願いしております。
検査開始
検査中はマットレスに仰向けの状態で寝ていただき、筒状の機械の中に入って撮影を行います。検査時間は準備も含めて約15分程度です。気分不快などありましたら遠慮なく申し出てください。
検査終了後
検査が終わりましたら更衣室にてお着替え、手荷物を確認後、待合室にてお待ちください。
MRIは磁気を利用するため、下記の内容に当てはまる方は受診いただけない場合があります。事前にご相談ください。
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